| ●エンドウ(キヌサヤ) | マコ-ワールド流 菜園作法 | ||||||||||||||
| エンドウといっても、豆(グリーンピース)を食べるのではない。若いエンドウをサヤごと食べるキヌサヤのことである。エンドウは、豆科の中では作りにくい。少なくとも枝豆やソラマメよりは弱い。
その理由は二つ。 一つは豆科の中で一番連作障害を受けやすいということ。発芽は鳥害にさえ気をつければ問題ない。私はタネを水にひたさない。フカフカになったタネは、土壌菌に犯されやすいと思っている。 ホームセンターには十一月と三月に苗が出回るが、苗を植え付けるのは、あまりうまくいかない。その理由は小さなポリポットの底に、細い根が何重にも回っているからだ。直蒔きしたものは、根が下に下にどんどん伸びていく。早く土中深く根が張った苗のほうがその後の発育にいいに決まっている。 蒔き時は「野菜づくり」の本などでは、案外幅があるように書いてある。ある本では十一月上旬、別の本では中旬、また別の本では下旬など、まちまちである。もちろん地域性がある。私は最初のころ十一月上旬に蒔いていたが、いまでは中旬に改めている。理由は、本格的な寒さの到来までに伸びすぎると、枯れたり折れたりしてしまうからだ。 もう一つの問題は、エンドウの茎は極端にもろいということ。手で株間を広げようとすると、すぐ折れてしまう。したがって強風、突風に弱い。また、無降雨が長期間続くと茶色になって枯れてしまうことがある。だからといって寒中に水はやれない。霜柱で根が浮き上がって、また枯れることになる。 雪が降っても雪を手で取り払ってはいけない。葉や茎に凍りついた雪をとろうとすると、すぐに折れたり切れたりしてしまう。風除けはソラマメと同様にしたほうがいい。しかしビニールをかけてはいけない。徒長して丈ばかり伸びて、花の咲く位置が高いところになってしまう。
ソラマメのように大量にアブラムシに襲われることはないが、うどん粉病にかかる。うどん粉病は畑土に近い下のほうからかかるが、収穫が下から上へと上がつていくので、私は消毒しない。サヤごと食べるキヌサヤに残留農薬はよくない。 わが家では、旬のキヌサヤは、朝は味噌汁の具にする。夜はゴマ油と塩、コショウでさっと妙めて食べる。妙めすぎると色が悪くなるばかりか歯ざわりもよくないので、頻繁にフライパン返しを行い、緑鮮やかなうちに妙め終えるようにする。 いくら上手に作っても、五月中旬から六月上旬までの約二十日間が収穫期間である。 エンドウの後作には、秋キュウリのタネを蒔くようにしている。 |
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