| ●多年草 | マコ-ワールド流 菜園作法 | ||||
多年草とは、一度植えると一年に一度枯れるが、根が残り、また新しい芽が出てくる野菜である。ほとんどは冬に枯れるが、夏に枯れるものもある。アサツキは夏に枯れる。多年草は一度植えると何年も収穫ができるので便利だが、それだけに菜園の同じ場所を陣取るので、端のほうに植えるか、数年に一度配置替えをする。 多年草の王者はミョウガだ。ミョウガは、初夏のミョゥガタケと真夏から秋にかけてのミョウガ花の両方が食べられる。ミョウガタケを食べるには、前年の秋に、モミ殻を根元に大量に撒き、翌春に芽が出てきたら、土寄せを数回に分けてやるといい。食べる部分は土中に入っている部分で、軟白して薄いピンク色をしている。薬味に利用する。 ミョウガ花の部分は、真夏に地表すれすれに出てくる花芽を、花が開く前にもぎ取って食べる。地表に出てしまったものは、緑化してしまってやや固くなるが、香りは逆に強くなる。 わが家ではキュウリの塩もみに、必ずミョウガ花のスライスしたものを混ぜる。真夏の暑さを吹き飛ばす涼味満点の味になる。涼味といえば、ソーメンのつゆに入れる薬味は、ミョウガが最高だ。白ネギ(根深ネギ)など足下にも及ばない。白ネギを薬味にするくらいなら、青ジソかアサツキのほうがまだマシだ。しかしミョウガにはかなわない。 ニラは臭いので、女房、娘に嫌われるが、ニンニクに近い健康野菜である。タネから始めると大変だが、株を分けてもらえばまったく手のかからない野菜だ。二十センチぐらい伸びたら根元から鎌で刈りとって食べる。初夏から秋までに三回は刈り取れる。私だけがニラレバを作って食べる。和風ピザ(レシピの項参照)に入れても美味だが、家族は食べられないので、私の食べる分だけに混入する。 ニラは株分けをしてから一、二年たつと葉が細くなってしまう。私は菜園の畝の縁取りに植えている。通路側は夏の刈り取りを省いて、白い可憐な花を咲かせる。食べないで花を楽しむだけならば、株分けして植えなくてもいい。 食用にするならば、二、三年に一度植え替えたほうがいい。多年草は根を張るので天地返しを行い、堆肥、鶏フン、油カスをたっぷり畝の下に割り込む。この作業は秋に行うとよい。 翌年は見事なニラが収穫できる。 アサツキは、葉ネギがわりに数珠を菜園の隅のほうに植えておくと便利だ。十数個が一株になった球根を、三個ぐらいに分けて、一株とする。植え方は、エシャロットとほぼ同じである。わが家では鶏肉のモツ煮や、けんちん汁の薬味にたっぷりと入れる。もちろん味噌汁に浮かべたり、日本蕎麦のつゆの薬味にしても美味なばかりか、緑鮮やかな色彩が食欲をそそる。 |
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