| ●ジャガイモ | マコ-ワールド流 菜園作法 | ||||||||||||||
| 南米高地・アンデスが原産地といわれ、冷涼な気候を好む。このためわが国の最大産地は北海道である。北海道や長野などは、初夏に蒔いて真夏か初秋に収穫するが、関東以西では早春に蒔き、六月に掘る。 一般的に発芽後に遅霜に合わないようにするには、三月に入って彼岸までに蒔き終わるようにしている。 私の場合は三月第一週にする。菜園仲間のトップを切って蒔く。早く蒔くのには、理由が二つある。一つは発芽後の四月、五月の冷涼な季節をフルに活用するため。もう一つの理由は、後作として植えるダイコン、カブのために、梅雨入り前に収穫を終えたいからだ。梅雨に入ると畑がグチャグチャになってしまうので、収穫した日か翌日(つまり土曜か日曜)には、スコップで天地返しをする必要がある。
梅雨入り前に天地返しをした五畝は、九月まで空けておく。梅雨の晴れ間に雑草退治を兼ねて、鍬で軽く十センチぐらいを引っかき混ぜる。梅雨明けごろにはこの作業中に小さなミミズを発見することがある。 九月に入ったら、三畝に化成肥料を撒いてすき込み、ここに長大根、丸大根(聖護院)、カブを蒔く。残り二畝は、割り肥(畝の下に堆肥、鶏フン、化成肥料)をたっぶり入れて、ハクサイの苗を植え付けるのである。どんな野菜も、後作のことを考えなければならない。 毎年ジャガイモの跡は、このパターンでうまくいっている。 さて、肝心のジャガイモの育て方であるが、三月上旬に蒔いたジャガイモは、四週間後には芽を出す。このころ、温暖な千葉でも内陸部には必ず遅霜が降る。ジャガイモは霜に弱く、芽は黒色になって枯れてしまう。そこで遅霜注意報が出たら、ウィークデーであっても、帰宅後、懐中電灯を持って、芽に手で畑土をすくってかけに行く。芽が見えない程度に、土をバラまくようにかけるといい。 土かけをした後は、予報が当たっても嬉しいし、予報が外れてもそのままにしておけばよい。この時期に出張が入り帰宅できない場合は、ジャガイモの芽が表土を押し上げて、ヒビ割れ状態になる。そのときは鍬で軽く土を畝全体にかけて、発芽を遅らせればいい。 さて、ジャガイモは畝の下に堆肥を入れ、鶏フン、油カス、ヌカ、リン酸を元肥にする。 発芽後、順調に伸び出したら二本立てとし、他の芽は掻き取る。約十五センチ伸びるごとに、株間に一つまみの化成肥料を撒いて、軽く土寄せする。これを花が咲くまでに三回に分けて行う。新ジャガイモは、タネ芋より上につくので、土寄せをしないと緑化するばかりか、収穫量にも響く。 探り掘りで収穫したジャガイモの味噌汁、サラダ、ジャガバターの美味さは、天の恵みという以外に表現できないものである。 |
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