| ●ナ ス | マコ-ワールド流 菜園作法 | ||||
ナスはトマトより作りやすいが、青枯れ病が出るので、侮れない部分がある。ナスの肥料食い≠ニいわれるほど、多肥栽培をするが、これは栽培期間がベラボウに長いからである。ナス、トマト、キュウリは、夏野菜の三大トリオである。 私の場合、いずれもゴールデンウィーク中に苗を植える。梅雨入り前にはいずれもなり始めるが、一番収穫期問が短いのはキュウリ。梅雨明け前には、ツル全体が黄化して、一巻の終わり。トマトは梅雨明け後に持ち直すが、旧盆過ぎには終わってしまう。 トリオのトリを務めるナスは、七月末に切り返し剪定をすることで、一カ月後の九月下旬から、秋ナスがなり始め、うまくいくと十月末までなり続ける。一本の苗木で半年間も生き続け、その間に百個前後収穫できる。 肥料食いであっても、元肥に化学肥料を大量に与えると、肥料ヤケを起こしたり、消化不良を起こし、青枯れ病が発生する。青枯れ病や立ち枯れ病は、連作障害によって起こるが、私は三年間はナス科を同じ土地に作らない。ほんとうは五年あけたほうがいいが、家庭薬園の限られたスペースではムリだ。 そこで、耐病性のある接ぎ木苗を植える。普通苗の二倍以上の価格だが、長期間収穫できれば、かえってトクになる。接ぎ木苗でも青枯れ病は出る。元肥の化学肥料が当たったころに起こる。そこで元肥を苗の真下にやるのではなく、畝間に割り肥をして、深いところに与えるといい。 もちろん元肥には完熟堆肥や鶏フン、ヌカ、魚粉などを与える。天地返しのとき、過燐酸石灰と亜炭の粉体を大量に撒いてから、スコップで切り返してすき込んでおく。この作業は植え付けの一カ月前の三月中にやっておくと、土中で醗酵を始めるので、五月中旬の植え付けにちょうどいい状態になっている。 実ものはなんでも同じであるが、大きくなりすぎないうちに取ることが大事である。ナスの中にタネができてしまったら、種族保存の原理で、その先に実をつける意欲を失ってしまい、なるのをやめてしまう。タネが未熟なうちに取り続けると、ナスは子孫保存のために次々と花を咲かせ、実をつけていくのである。 ナスにはかわいそうだが、バタリー(養鶏場で使われている、車のバッテリーほどの大きさのニワトリ一匹分の部屋)のニワトリのことを思えば、露地に出ていられるだけでもマシだと思うしかない。 |
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