| ●キャベツ | マコ-ワールド流 菜園作法 | ||||
| 青虫さえ退治できれば、キャベツは作りやすい。 私は冬越し(十月蒔き)の春キャベツ、八月蒔きの秋キャベツ、九月蒔きの冬キャベツと、年間三回も作る。畑が空いていれば、五月蒔きの七月採りも可能だ。品種改良が進み、春夏秋冬作れるようになった。 キャベツは、すべてタネから苗を自分で作る。 苗床は完熟堆肥と低濃度 (N、P、E、各八パーセント)の化成肥料を撒いて、一週間後にタネをバラ蒔く。十月蒔きは、もう青虫がいないので露地のままでいいが、八月、九月蒔きは、苗床全体に白い寒冷紗をかける。蝶々を寄せつけないためと、発芽を促すため陽光を制限するのである。それでも苗床の土が乾くので、早朝寒冷紗の上から、水溶性カルシウム鉱石と亜炭をひたした水を、ジョウロでかける。 一度に植え付ける苗は二十五本ぐらいなので、双葉になったときに四十本ぐらいになるよう、一度に間引いてしまう。植え付けたとき、補植用に五本ほど残して、あとは菜園仲間にあげてしまう。キャベツは葉ものであっても結球野菜なので、畝には割り肥をして、堆肥、鶏フンなどを下に埋める。三十センチ間隔に穴を掘り、先述の水をたっぷり入れる。水が引いたところへ、移植スコップで苗をすくい上げて、板の周囲の土を崩さないようにして、植え穴に固定する。苗を箕に二十五本取り上げて畝まで持っていけば一度で済むのに、私は苗床と植え穴を二十五回往復する。なぜなら箕に入れると土が崩れてしまい、苗の根が露出してしまうからだ。 植えてから一週間で根がつき、二週間でグングン外葉が伸び始める。この外葉に青虫が発生する。白や黄色の蝶が舞っているのを見ると、「この野郎、出て行け」と、怒鳴りつけたくなるが、タマゴを産みつける蝶はメスなので、野郎といったところで、平気で舞い続ける。 産みつけられたタマゴは一週間で三ミリ、二週間で二十ミリにも成長する。これを手でつまんで踏みつけるのだが、ピーク時には二十五本の株から、五、六十匹も取ることがある。 毎日菜園に行けるリタイア組は、捕殺で退治できるが、週末しか行けない私は、ついに殺虫剤を撒布する羽目に陥る。青虫は、マラソンやスミオチンでは死なない。DDVPでも生き残る。仕方ないので青虫専用の薬品を撒布するが、収穫二週間前になったら殺虫剤は撒かないようにする。 キャベツは、ハクサイのように雨に弱くないが、青虫にはハクサイよりも標的にされる。 青虫退治のほかは、三週間に一度化成肥料の低濃度のものを、株間にひとつかみずつバラ撒いて、軽く土寄せをする。土寄せは畝間の雑草退治を兼ねて行う。 採りたてのキャベツは、生食するとうまい。結球している葉を一枚ずつはがし、茎の固いところを切り取り、スティック状にして、マヨネーズで食べる。キュウリとニンジンを同じようにして三色で食べるとなおいい。 葉の部分は、四角に切って大きめの中華鍋で豪快に妙める。わが家では火鍋キャベツの味付けは、辛口の焼肉のタレを使用する。もちろん、料理人は私である。 |
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